あまり多くのコンテンツに触れているわけではないので、そもそも揃えているフィギュアというものが少ないのだが、チルノはひとつも持っていなかったので今回手に入れた、話。
11年2月発売
「東方プロジェクト 特別編 ノンスケール チルノ -POP ver.-」が正式名。イラストレーターのPOP氏のイラストが原案。チルノ以外にも数種類同じシリーズで出てるっぽい。
で、発売日が2011年2月。ちょうど12年前である。

ちょっと前までAmazonに10,000円ちょっとくらいで在庫があって、ほしいものリストに入れて狙ってたんだけどいつの間にか消えてた。
ぐぬぬ、急いだほうがいいのはわかってたんだけどそこそこするし、誰も買わないだろうと油断していた。
それで嘆きながら漁ってたら、フリマサイトで6,000円で売ってる人がいた。汚れありとはいえ12年前の半レアものの割に当時の販売価格を割る値段設定。ここを逃したらまずい気がして初めてフリマサイトで購入。初回クーポン的なもので実質5,000円で買えた。
美品ではない
商品ページの写真の通りなんだけど、そこそこ汚れや傷がある。

幸い顔には目立った汚れがない。それが購入理由にもなった。


謎のインク。別のフィギュアがこすったのだろうか。


ホコリ汚れ。これはすぐにとれそう。


羽はそのまま外れた感じっぽい。片方は既に瞬間接着剤で修復してるっぽくて付け根が白くなってる。
そのままはめてセメントで接着した。

台座の出っ張りが一つ靴に埋まってる。取り出すことも考えたけど諦めた。結果一本で支えることにはなったけどそれが折れないことを願う。


台座関連は表面の傷と、何故か文字が消えているくらい。
洗浄と台座磨き

まずは綺麗にする。ホコリ汚れといっても油分混じりなので中性洗剤と綿棒で。水にも浸した。

台座は、ここまで傷がつきやすいのなら磨くのがよさそうなので磨いてみることにした。
高校時代に使ってた神ヤスのあまりを使う。いいんだけどちっこくて使いにくさはある。


案の定400で磨いてもここまで白くなった。かなりやわらかいプラスチックのようで。

ヤスリの目は細かくても僕の腕が粗いのでなんとなく磨き痕はあるけど若干反射するまでに磨けた。

プレートを綺麗にする。とりあえず汚れを拭き取ってここも磨いておいた。
その過程で、届いたときは黒文字だった「CI」の部分が取れてしまった。インクがはみ出したような汚れ方といい、ここも一度修復歴があるんだろうか。

アクリル塗料を塗って、

余分なところを拭き取る。文字の部分がへこんでるからこの荒っぽい修復方法が可能。

綺麗なった。一番右側の装飾も欠けてるのには執筆中に気付いた。気が向いたらここも塗装しておく。
リペイント
中性洗剤での洗浄ではとれなかったインク(?)汚れはどうしようもないので上から似た色を作って塗る。
高校時代にやってたのは車のプラモデルだったので、青系の塗料は持ってなかった。追加購入。


なんとかかんとか。

筆塗りなので、ムラがひどい。光沢も気になるのは気が向いたらつや消しでも吹けばいいんだろうか。

インクの部分だけだと不自然なのでいっそ影っぽくした。
光沢もだけど、遠目じゃあんまわかんないからいいかなって。

独特の魅力
と、いうわけである程度の修復作業が完遂。


16cmあるが、頭身が小さいからかかわいらしいサイズ感の印象。

ホントにこのかわいい顔が無事でよかった。


この絶妙にほっそい脚がすっごいすき。だぼだぼの靴下がより引き立たせる。

すごくロリ…

というわけで12年前のチルノのフィギュアを手に入れて軽く手を加えたという話でした。まだ改善の余地やら見送った汚れもまだあるので、いつかまた手を加える可能性はあるけどとりあえずは。
プラモデルっぽいことをたまにやりたくなるので、同時にその欲も満たせて満足。
ビビッときたらきたときに手に入れるんだよ!