Amazonアソシエイトの初収入がちょうどこれくらいの値段だったので購入したテンキーをせっかくだからレビューする。
テンキー?テンキーパッド?テンキーボード?

日本最安値ワイヤレステンキーパッド

エレコム製品がそもそも軒並み安いのだけどテンキー部門でもこのエレコムのテンキーがワイヤレスでは最安値(価格.comより)。
もちろん安い以外の魅力も持ち合わせているのでちゃんと紹介する。

内容物はテンキー本体とUSBレシーバー、単3乾電池。
乾電池は動作確認用としているがおそらく新品のものが付属している。良心的。

接続はUSBレシーバーによる2.4GHz帯無線接続。USBポートを消費するデメリットがあるがBluetooth接続より安定傾向であったり、他機器で使いたい場合にレシーバーを差し替えるだけ(差し替える物理的な面倒さは無視)といったメリットのほうが個人的には大きいのでUSBレシーバー式がすき。価格も安い。

想像より分厚く、そして重かった。
特に重量は見た目の質感から若干乖離するほどの重さを感じる。当然電池を入れるとさらに重量は増す上に重心が不安定になるので持ち運ぶ際には落下等に気をつける必要がある。
ワイヤレス製品ということで頻繁な配置変えや持ち運びを考えているユーザーも多いと思われる。私も配置を変えて使う場面があるが(そのためのワイヤレス)そのたびに重いと感じる。
ちなみにタイトルの「重い」はこの物理的重量の話ではない。

分厚いといってもキーボードがそれより分厚いので別に実用上では気にすることでない。
NumLockが独立。ただしランプが謎仕様。

左上がNumLockではなくTabであること以外は一般的な配列。むしろこれはNumlock誤爆の心配がない素晴らしい配列といってもいい。BackSpaceの印字が”←”でも”BackSpace”でもなく”BS“なのは初めて見た。
ただ00キーが個人的に必要ない。

で、忌み嫌われがちなNumLockはさらに左上にNumLockランプ付きで独立ボタンが存在している。誤爆の心配はまずないのは素晴らしいのだけど一つだけ難点がある。

それがまさにNumLockランプ。NumLockがON(数字として打てる)時に光るのだが常時点灯ではなく5秒に1回点滅という謎仕様。
おまけにめちゃくちゃ光量が弱い。見えん。
点滅を待つより実際にキーを打って確認したほうが早い。
電池持ちには良さそうではある。実際驚異の動作時間約1.3年を掲げている。
まあ誤爆の心配もない独立ボタンかつ、僕の用途としてはNumLockは常時ONでなので確認する意味もないわけで不便するかと言われればそうでもないというのが歯がゆい。してやられている。エレコムに。
スリープ復帰は合格点
ワイヤレス製品を購入する際に個人的には遅延以上に心理的な障壁になるのがスリープ問題である。ワイヤレス製品のほとんどはUSBなどから常時給電されているわけでもないので無駄な電力消費を抑えるために一定時間操作がないとスリープする機能がついている。
これの何が問題かというと、一定時間無操作から急に操作をしだしたときの復帰速度が著しく遅いものは、例えばキーボードであれば復帰時に押した最初のキーが入力されないという事象が発生する。
このテンキーは合格。スリープ復帰時のキーも問題なく入力される。

電源スイッチが側面についている。これもテンキーにしてはちょっと珍しい気がする。電源スイッチがある=スリープしないと思ってたんだけど結果的にスリープ復帰速度も速かったのでオーライ。
電源は面倒なので常時ONにしている。
ちなみにwindows側の設定でスリープしないようにする方法もあるらしいのでどうしても許せない場合は選択肢としてある。
またしても打鍵感の重いキーボードを引いてしまった

メンブレン式のスイッチ。メカニカルは高いし選択肢も少ないしパンタグラフは個人的にあまりすきでない。
打鍵感はかなり重め。反応が悪いわけではないが、グッと押さないとキーが沈まない。
メンブレン特有のゴムの引っかかりを強く感じる。
長時間連続で数字入力を行うような作業には向いていない気がする。
僕がメインで使っているキーボードに採用されているローズ軸というのも相当重めなのだがこれより重い気がする。メカニカルとメンブレンは感触から違うので一概に比べられるものでもないが。
ちなみにこのメインのキーボードのせいで重いキーには慣れるどころかそこに打鍵の楽しさすら覚えてしまったので重いキーは大歓迎。
しかしやはりたまにショートカットとして使う際に今までのテンキーの感覚だと押しきれないことがある。慣れなければ。
打鍵音は普通。静かでもうるさくもない普通のメンブレンキーボードの音がする。それより底面についているゴムの高さが違うのか、若干右下が浮いているせいで右下、3やEnterを打鍵するたびにテンキーが揺れて机にあたってはゴトゴト鳴る。
ショートカットキーとして

僕のキーボードはテンキーレスなので数字入力にテンキーを使うほか、液タブで絵を描くときのショートカットをテンキー(Num各種+α)に割り当てているのでそれ用に使っている。
後者のほうが個人的には大事というか必須かつ使用頻度も多いのでテンキー選びは大事。散々いいテンキーを探し回っていたのだが結局この最安値のテンキーが一番ぴったりであることが判明した。
初収入でちょうど購入できた安価な値段だという魅力ももちろんだがこのテンキー特有の魅力もいくつも持ち合わせているので、テンキーに迷っている人はとりあえず使ってみてほしい。やすいから。

メンブレンではなくパンタグラフという点以外ほぼ同機能でありながら、Bluetoothや有線も選べる製品も、同じくエレコムから安くで出ているのでこちらも一緒に載せておく。↓
