【Ulanzi VL200 レビュー】5,000円で写真動画のクオリティの幅を広げる。

PC・ガジェット

写真や動画の画質というのは、もちろん撮影するカメラの性能次第だが、撮影する環境も重要になる。一般的には明るいほど画質が良くなる。画質が良くなるというか、カメラのセンサーがより細かい部分までしっかり捉えられるとかそういう話。テレビ収録のスタジオでは暑いくらいガンガンに照明が炊かれているというのはテレビ収録の経験がなくてもなんとなく想像がつくだろう。

とにかく明るければ明るいほどいい。これが全て。

私もブログで写真を、YouTubeに動画を投稿している。少しでも環境をよくしてやろうということで撮影用のライトを購入したので今回はそれを紹介する。

私のブログは前フリが長いのでUlanzi VL200レビュー目当てできたひとは開封まで飛ばしてください。

また、紹介機器名をVL200と表現する。

Bitly

動画で確認

YouTubeでのレビュー動画もあります。動画撮影での使用具合などなどを載せています。

初心者には何を選べばいいのかわからない(前フリ)

撮影用のライトを探すのが難しい。

私はまったく知識や経験、加えて資金もないような初心者なのでどれを選べばいいのかがわからない。

そんなときは普段見ている動画投稿者さんやブロガーの方の使っている機材を参考にするのが一番なのだが、撮影ライトを詳しく公開している人が少ない。理由は簡単、誰も興味が無いからです。

さらに、有名カメラ、家電メーカーも撮影ライトまでは商品展開していないなど、あまりにも情報がなさすぎる。

探せど探せどやっすい中華品か、たっかいプロ仕様品しかない。

やっすい中華品の一つにUlanziというメーカーの製品がやたらAmazonで目に入る。怪しいなと思いつつ、なんとヨドバシカメラにも在庫があるというので、ヨドバシを信用してみることにした。

日本の大手家電量販店で売っているようなものなら少なくとも爆発はしないでしょう。

Bitly

Ulanziの照明にもいろいろな種類あるが今回はこのVL200を購入した。よくこういった製品はRGBの調整にまで対応しているものが多いが、このVL200は一般にいう暖色~白色の調整(色温度)のみの製品。これが一つの選考理由。

だって青色のライトなんていつ使うんだ。

価格は4,880円だがタイムセールで3,900円くらいで購入できた。Ulanzi製品はたまに独自にタイムセールやるのでほしいものリストに入れてタイムセールを待つのもいいかもしれない。

開封

Amazonの箱を開けたらこの向きで入っていた。Made In Japanでもここまで目立たせないぞ。中国のすごい誇りよう。逆に安心する。

外箱は業務品感あふれる質素なデザイン。

全民VLOG品牌(意:ナショナルVLOGブランド)とのこと。製品自体はプロ現場向けというよりかはVlogを撮影するような個人層向けに展開しているんだろう。安いし。

箱は硬めで、フタと身がほぼ同じ大きさのいわゆる身ふたとか言われる箱。フタを開け閉めするときに感じる空気圧が気持ちいいやつ。でも歪んでて開けにくい。

内容物右上から

  • 角度調節コールドシューマウント
  • 充電ケーブル(A to C)
  • 説明書
  • 照明本体
  • シリコンカバー

説明書には日本語も書かれている。海外製品の日本語説明書って日本で用いられない漢字が紛れている事が多いがこれはちゃんと日本語フォントを使っているらしく、こだわりを感じる。翻訳も機械じゃなくて人の目が入っている気がする。ときどき変だけど変わった言い方だなってだけで正しい日本語といえる文章が多いからたぶん。

A to Cの充電ケーブルとアタッチメント。充電ケーブルは専用というわけでもないので好きなものを使ってよい。

アタッチメントの正式名称がわからないけど、これを三脚と本体の間に挟むことで角度調節と回転が可能になるが角度調節がちょっと硬め。

シリコンカバー。光を拡散させるだとか、和らげるだとかそんな役割を持つ、ディフューザーとして付属している。

カバー有り無しの比較は後述するが、基本的に付けて使用したほうが使い勝手はよさそうである。

装着しても充電端子や操作系、ネジ穴などにはちゃんとアクセスできるようになっている。

外観と基本スペック

本体の見た目、その他スペックをみていく。

ちなみに横でも縦でも自立する。

サイズはスマホより一回り大きいくらい。他人のを触った記憶でしかないけどiPhone13ProMaxのサイズ感が近い気がする。

仕様書上では148mm*76mm*16mm。

比較画像は左からVL200、バッテリー交換しようと分解した際に背面ガラスがバッキバキになったPixel 3XL、iPhone SE(第一世代)。

厚みはスマホ二台分といったところか。もっと小型な製品もあるのだが、こちらでも持ち運びに抵抗はないだろう。

重さは182g。iPhone13(173g)より若干重く、Pixel6(204g)より若干軽いとかなので重さはお持ちのスマホをイメージすればよい。5000mAhのバッテリー積んでるのでスマホの重量と似るのは理解できる。

USB type-C端子が上部にあり、付属のケーブルなどを用いて充電する。ACアダプターは付属していないがきっとこんな製品を買い求める人間であればACアダプターの一個や二個余っているだろう。

充電しながらの使用も可能。

充電中は背面の液晶に残量が表示される。

バッテリーやバッテリー専用の充電器を別に持ち歩く必要がなく、スマホやPCの充電器を流用できるので持ち運びにはこの形式は嬉しい。

仕様書上では3.7V、5000mAhのバッテリーを積んでおり、最長2時間の駆動が可能。開封時は少なくとも表示上で100%充電されており、すぐに使用を開始できたのはgood。

ネジ穴は一般的な1/4インチネジサイズで、三脚や付属のアタッチメントに固定できる。

両サイドの三角形を形成しているくぼみ群はよくわからない。

ダイソーのスマホスタンドは1/4インチねじを採用しており、ミニ三脚としても使えるためこちらを装着している。

えらく不格好。見た目にこだわりたい場合は有名企業のミニ三脚を別途購入するとよい。

想像より発熱の度合いは小さかったが、やはり使用を続けていると発熱してくるため持ち手として三脚は基本的に装着するといいだろう。

右(左?)側面に操作系がまとめられている。

一番上の丸いボタンが電源ボタン。何故か長押ししかできない。オンもオフも長押し。オンは誤作動防止として百歩譲ってわかるけどオフも長押しなのは謎。そのうえ反応が超悪く、長押ししても電源がつかなかったりするとイライラする。さらに言うと押し心地も悪く、グラつきがひどく、いずれ陥没してしまいそうな感触がある。この電源ボタンだけほとんど欠陥。ここの故障、こわい。

その下は色温度(2500-9000k)を調節するホイールスイッチ。倒しても手を離すと真ん中に戻るスイッチなのでカチカチと10k単位の細かい調整が容易となっている。一気に色温度を変えたい場合でもスイッチを倒したままにしておけば自動的に連続入力に切り替わる。

一番下は輝度(0%~100%)を調節するホイール。こちらは滑りがスムーズでマウスホイールのようなひっかかりもないので細かい調節は難しい。まあ1%単位で輝度を調節したい場面なんてないでしょうから。ホイールは一周せず、しばらく上(下)に回すと止まり、そこが100%(0%)となる。

背面。操作系は存在しない。真ん中にUlanziのロゴが施されている。この部分がVijimと書かれている製品も存在する。VijimというのはどうやらUlanziのVlog向け製品のシリーズ名らしく、Vijimに該当する製品であればUlanziではなく、Vijimのロゴのほうが入っている。

VL200はVijimシリーズではないらしい。なにが違うのか。

プラスチックな質感で特に高級感は感じないが黒のマットで無難なデザインではある。どうでもいいといえばそれまで。角がないのが業務用品ではないという親しみやすさを覚える。

左上の通信してそうなマークを形成しているくぼみ群はこれまた存在理由は不明。将来的にアプリ操作ができるようにでもなるんだろうか。

別メーカーの高級機種にはアプリから光量や色を変更できるものも存在する。

小さな液晶が入っている。Amazonの商品画像をみたときはフェイクかと思ってたけどそこそこきれいな発色で、現在の色温度、輝度、電池残量をここで確認できる。また起動時にはここにUlanziと表示されるというこだわりっぷり。4,880円で頑張ったな。

左上のCCTはおそらく色温度(Correlated Color Temperature)のことだろうが、なにをしても変わることなく常に表示されている。RGBに対応した製品など、モードが複数存在する場合にこの表示が変わるらしいが、このVL200には色温度と輝度の調節しかできないため常にCCTモードということになる。

下の、いかにもスライドして色温度を調節できそうなバーはフェイク。触ってもなにもおきないしこれ自体に見た目の変化が起こるわけでもない。謎の飾り。ほんとになんのために…?

確かにこのタイプの照明には他社製品でもほぼ確実にこのバーがみられるのでVL200も例に漏れなかったということなのだろうか。

光り方

画像の通りオレンジ色と白色の2色のLEDが交互に並んでおり、それぞれ輝度が変わることで色温度が調節されるような仕組みになっている。

目視計測ではあるが各色100個のLED計200個のLEDがずらっと並んでいる。

2500K時。白色LEDが消灯する。

9500K時。オレンジ色LEDが消灯する。

上の写真はありとあらゆる照明を消してほぼ真っ暗にした部屋。下の写真が同じ部屋にVL200を輝度100%でカメラの斜め上あたりから照らして全く同じアングルから撮影したもの。

若干カメラの自動補正で実際の見え方より明るくなっているが、それでも文字の読み書きがじゅうぶんできるほどに部屋全体を照らせている。

あのスマホサイズからこの照度。恐るべし。

作品例

実際にVL200を用いて撮影した写真を、たまに使用していない写真との比較も交えながらみていく。

カメラはPixel 6標準カメラ(12 メガピクセル ウルトラワイド、ピクセル幅 1.25 μm、絞り値 ƒ/2.2)、VL200以外の照明機器を用いた場合にはその旨を記載している。

Pixel6のカメラの自動補正は切れなかったが、その他リサイズ以外の画像編集は行っていない、極力素に近い画像。

あと撮影技術がほぼない。けど一応参考にしていただきたい。

作品例1:白いミニカー

シーリングライト + デスクライト
シーリングライト + デスクライト + VL200

上が未使用時、下が使用時。カメラの上部あたりから照射している。距離は15cmほど。

文字通りただただ明るくなった。白くてつやつやしているので陰が目立ちやすいが、そこにVL200をあてることで鮮明になっている。

作品例2:黒いミニカー

シーリングライト + デスクライト
シーリングライト + デスクライト + VL200

これも作品例1の時とほぼ同じ位置関係でVL200をあてている。

これは背景の壁の陰がよりわかりやすい。また黒つぶれも使用時のほうが軽減できているが、この写真に関しては使用していない写真のほうがかっこよく見える。

光が強すぎたかもしれない。

シーリングライト + デスクライト + VL200

この写真は割と光の強さが適切だったと思う。比較を用意していないが車体の下の影が薄まったことでメインの被写体であるミニカーの形が鮮明になっている。

作品例3:ぬいぐるみ

シーリングライト + デスクライト
シーリングライト + デスクライト + VL200

色温度を作品例1や2より落として暖色気味にしている。デスクライトがほぼ真上から照射しているために顔が暗くなってしまうのを正面からVL200をあてることで解消。

人物を被写体にする場合にも似た要領で撮ることで肌を美しく見せているはず。

作品例4:ガジェット

シーリングライト + デスクライト + 暖色のライト
シーリングライト + デスクライト + 暖色のライト + VL200

ガジェットレビューが多いブログなのでガジェットの写真を。

奥の暖色のライトで崩れたホワイトバランスをなんとかVL200で中和させている。ガジェットは凸凹が多く、影となる部分は暗くなってしまうがVL200を使うことで広い範囲を均等に明るくでき、写真のごちゃつきが和らいでいる。

シーリングライト + デスクライト + VL200

また影を薄くできるという点はわかりやすく見やすさ、清潔感を出せるためにレビューブログ写真にはもってこい。

今回の被写体ガジェットはzoomのU-24。オーディオインターフェース。僕の使用用途が限定的で紹介できるほど触っておらず記事にする予定はないけど安くてかっこいいのでここでオススメしておく。

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作品例5:植物

シーリングライト + VL200

彩度の高い被写体。暖色強めにしている。

オマケ:シリコンカバーありなし比較

VL200のみ(カバーなし)
VL200のみ(カバーあり)

距離を変えずに付属のシリコンカバーのありなしを比較。やはりカバーがあったほうが明暗の境界や、光の最も強い部分(髪の毛のあたり)においてもやわらかい印象をあたえ、自然な感じである。

全体的な光量は落ちるものの先述のとおりパワーはあるので差し支えないはずだ。

カバーありのほうが使い勝手はよいだろう。作品例の写真の撮影にはすべてカバーを装着したVL200を用いている。

5,000円札と引き換えにちょっといい写真/映像を撮ろう。(まとめ)

初心者に選択肢の少ない撮影用照明の世界に光を灯すべく、半ば人柱として今回はUlanziの照明を購入、紹介した。

  • ちゃんと明るい
  • 付属のシリコンカバーが優秀
  • 持ち運びには便利

五千円札一枚でちゃんと照明としての役割を果たしてくれる良製品だった。今一台もこういった撮影用の補助照明を持っていないという人はぜひ購入してみてほしい。

好きな位置から照らせる照明というのは一つもっておくと表現の幅が広がるのは間違いない。

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