面白いものを見つけた。
生物学カードゲームという謎のゲーム。
生物学用語を擬人化したカードゲームとのこと。生物学好きとしてめちゃくちゃ興味をひかれたのでなんとか手に入れた。
人気なのかもしれない
Twitterで存在を知り、どうやらダイソーとのコラボでジェネリックというシリーズを2種類売っているという。
こんな尖った商品、どこにでもあるわけではないだろうと踏んで翌日である平日の昼間に大きめのダイソーへ。
びっくり。
カードゲームコーナーにただこれだけが空のカートン。遺伝学vs生態学の入手ができなかった。
辛うじて免疫学vs微生物学の方が1個だけ残っていたので今回はそちらを入手開封。
100円のボリュームすごいな

パッケージがほんとにただのカードゲームだからまさか生物学モチーフなのに気付かない。

パッケージになっているマクロファージがちゃんと一番上に来てるしちゃんと全カード同じ向きで入っていた。日本企業やべー。

55枚入り。実際には11枚が説明書のようなカードで、ゲームに使うカードは44枚。これで完成されたデッキ2つぶんらしい。すごい。110円で44枚。100均どころか普通のカードゲームの相場がわからんけどボリューム満点だ~という感想。

カードの材質もただの紙と印刷じゃないのか、変わったさわり心地してるし強度もそこそこあるっぽい。
生物学”用語”の擬人化
僕はカードゲームに一度も触れたことがないので正直カードゲームとしてではなくて生物学の擬人化の点に惹かれて買ったのでそちらメインで紹介する。
カードゲームとしてのゲーム性に関してはあらかた学んでから記事にする。

生物学関連の擬人化といえば「はたらく細胞」が一番有名だ思う。
あれは免疫にフォーカスした作品なのでそれ以上のことは舞台になっておらず、登場するのも血球や病原菌なんだけど、CELLは生物学”用語”の擬人化。
例えばリンパ節なんて器官なのに擬人化されとる。

日和見感染の擬人化もあります。
日和見感染といえば免疫不全によって健康体では症状の現れないような病気の症状が顕著に現れる。みたいな”話”であって、別になにも特定の病原菌を差しているわけでもなく、”実体がない”ただの用語なのにこうして擬人化されて登場している。
この日和見感染の擬人化見て探すのを決意したくらい。面白すぎるやん。
他にも実体のない例として「形質転換」だったり「グラム染色」だったり。
でも確かに実体があったとて形のないようなものをそのはたらきや特徴をもとに要素を組んで擬人化されているので実体があるかどうかは特に重要ではないのかもしれない。
言われれば確かにみたいな。形質転換はどこかネズミモチーフっぽいし。
アポトーシスの擬人化の仕方が好き。
公式に特徴の説明も載っているイラスト紹介ページもある。
僕も確かに各地質年代の擬人化をしたことがある。古生物デッキ作るとき呼んでください。

バージェス動物群の特徴である目の発達を表すメガネと、それに伴う捕食-被食関係の形成を表すアノマロカリス兜、ピカイア剣、三葉虫盾。背景はカンブリア爆発。
製品版がある
遺伝学vs生態学を入手したら実際にカードゲームとして遊んでみようと思う。
このキットだけでも遊べるらしいし、そこまで変わったルールではないと思うんだけど、僕は生まれてから一度もカードゲームというたぐいのものをやったことがないのでえらい理解に時間がかかる。
今回紹介したものは前述した通り、こちらはダイソーとのコラボ商品としての新シリーズ、ジェネリックであってアウトブレイクっていう副題がついたものがメインで展開しているものらしく、こちらはAmazonで売ってる。
拡張パックの存在まで確認できたけど公式販売店が売っているのはこの構築済みデッキだけっぽい。
ちなみにジェネリックとはルールが若干違うらしい。キャラクターも増えてるのかな?

キャラを眺めるだけで面白い
登場するキャラクターの元となる生物学用語は高校生物学までやっていれば一度は目にしたことのあるような主要なものばかりなので、高校で生物を習ってる人は教科書の内容とキャラクターの特徴の絶妙なマッチ具合で楽しめると思う。「ふふっ」て。
100円でこの変わったな世界が楽しめて、遊びながら学べるカードゲーム!!と銘打つからに、下にちゃんと用語解説がついているし普通に暗記の一助となるだろうから是非見かけたら手にとってほしい。
見かけない、かもしれない。大きいダイソーを狙おう。
